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2014年10月17日 (金)

「住まい方」が肝心なんです

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便利さ・快適さ・体裁などを追求しすぎて、

家族の団欒やつながりを見失っていませんか!?



「一人一部屋の十分な個室がありそこで何でも用が足りてしまう」

・・・当然それは便利ですよね。

「部屋はあまり広くせず、空間同士の繋がりは避け個室化し空調設備の効率が最優先」

・・・それもいいでしょう。

しかし、個室が快適すぎてそこにこもりきりになり、

家族が顔を合わせるのは食事の時だけ。

子供たちは家に帰ると、親と顔を合わせることもなく個室へ直行する。

親は子供がいつ帰ってきたのかわからない。

家族がどこで何をしているのか気配すら感じない。

このようなことを考えた時、

はたして便利性・快適性・プライバシーはどの程度必要なのでしょうか!?

通常「家」とは、家族が一つ屋根の下で共に生活する場です。

他人が共同生活するわけではありません。(中には例外もありますが)

それならば、多少の物音・話し声・気配・料理のにおいなどが感じられたらどうでしょう。

「あぁ子供が帰ってきたなぁ」とか、「また兄弟喧嘩してるぞぉ」とか。

「今日は子供の様子が変だなぁ」とか、「今日の夕飯はカレーだぁ!」という具合に。

例えば、上下が吹き抜けで繋がっていたり、全体の空間が一つになっていたり

視線が通るような工夫を施すなど、方法はいろいろあるでしょう。

当然その中には、最低限のプライバシーの確保は必要ですが。

日々の繰り返しというものは、

知らぬ間に慣らされてしまうだけにとても影響力が大きいのです。

「家」にも同じことが言えます。

いつも同じ場で生活していると気付かないかも知れませんが、

いつの間にか住み手に多大な影響を与えているのです。

極端に言うならば、性格や人格をも形成し、

ひいては人生にまで影響を及ぼしてしまいます。

周囲の蔓延した情報に惑わされず「自分たちはどう住まうのか?」

「今、自分たちには何が必要なのか?」 ということを

もう一度原点に返り、じっくりと考える時間をとることが必要でしょう。


家に合わせて住まわされるのではなく、住む人がいて家をつくるのですから!



KAZ建築研究室 Column より抜粋

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