2014年8月 4日 (月)

土間再考

事務所開設当初から多くの住宅に「土間」を設けてきました。

今回はその土間についてのお話の再考。

日本には古くから土間が存在している住まいがあります。

それが町家や農家であれば、通り抜けが出来たり、

作業場や履物を脱がないまま気軽にそこでお茶を飲んで休んだり出来る場。

それぞれがちゃんと意味を持ち存在しています。

そこで、今どきの住宅にもこの「土間」を再現できないだろうか・・・

と考えました。

現代の住まいには、このような場所がありません。

せいぜい狭小な靴脱ぎ場があるくらいで

あとは使い方を限定した「部屋」で占領されているからです。

使い方を限定しないで、使いたい時に使いたいように使う。

そんな場所があってもよいのでは。

しかし、面積的に制限される現在の状況からすると、

すごく無駄な空間に感じる方もいるはず。


では、考え方を少しだけ変えてみましょう。

どの家にも玄関はあるはず。そして長い廊下も。

このようなスペースをまとめてみると、

面積的にちょっとした部屋が出来てしまうくらいの場所が生まれます。



これまでに設計した家の「土間」は、

入り口から庭先まで通り抜けられたり、

帰宅してそこでちょっと一休みしたり、

家族の気配を繋ぐ共有の場であったり、

趣味の場であったり、

子供たちがそこで遊んだり、

簡単な接客の場であったり、

薪ストーブを囲むくつろぎの場であったり・・・

と使い方は限定されていません。

Kitakasukabedoma

Agatuma

Tak_house

Mat_house


また、リビングそのものを土間にして

屋外テラスと連続させてしまうという家もあります。

これはウチとソトを曖昧にすることでより一層空間を豊かにします。

Ahouse

Beat


それぞれの家族が、この共有できる自由空間を楽しみながら生活しています。


ソトとウチの中間に位置する何とも不思議な場所。

固定概念にとらわれない場所。

今後も、更にこの「土間」の在り方を追求していきます!

土間のある家>コチラ

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2013年6月17日 (月)

見学 @Beetle House~A house

昨日は2組のご夫婦と見学でした。

Img_20130616_150519

最初は群馬県館林市の「Beetle House」。

Beetleのためのガレージを備えたお住まいに伺いました。

床や梁は経年変化によって徐々に色合いが変化してきて

落ち着いた空間になっています。

薪ストーブからキッチンまで、使い心地などを交えながら

いろいろなお話をお聞きしながら楽しく見学させていただきました。


次に群馬県邑楽町の「A house」。

Img_20130616_162621

広い庭はいろいろな木々や植物でいっぱいになっています。

時間と共にとても雰囲気のいい庭に変化していました。

土間リビングから庭の緑を眺めながら

心地よい音楽と共に皆で時間の流れを楽しみました。


どちらのお宅も快く見学させていただき

楽しい時間を過ごさせていただきました。

ありがとうございました♪




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2011年8月17日 (水)

住宅のあり方

地球環境の変化や大震災によって

自然やエネルギーの大切さを思い知らされている中、

一つの住宅に何が出来るだろうかなどと考えています。

実際にはなかなか大袈裟なことは出来ません。

昨今、隣近所の付き合いが薄れていますが、

超高齢化が進み家族形態や人々の考え方も変わってきている中、

当然住宅や社会のあり方も変わっていく必要があります。

特に震災発生以後いろいろな人やメディアからも

「絆」とか「つながり」という言葉を聞きます。

それが言葉だけで終わらないようにするためには、

まず我々一人一人が自分の住宅や家族と地域社会のあり方を

改めて考える必要があると思います。

仮設住宅でも隣近所とのつながりが課題になっています。

一昔前のような家族関係と地域社会との関係が

いかに大切だったかということを改めて気付かされた気がします。

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2010年8月24日 (火)

空の家

Photo 今日は基礎配筋検査でした。

またもや午前中からかなりの暑さの館林。

現場に到着すると、ちょうどJIOの検査員とすれ違い。

配筋状況や基礎形状が図面通りであることをチェック。

問題ないことを確認した後、

担当の内山さんと細部の打ち合わせ。

約一時間現場にいたら、首に掛けたタオルはびっしょびしょ。

最近は図面描きが多く、久々の炎天下に少々クラクラ。

体力不足ですかねぇ・・・!

さあ、来月はいよいよ建て方です。

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2010年7月28日 (水)

A houseの床

A_house 今日は朝からリビングの床を施工。

と言っても、ご覧のようにコンクリート打設です。

この家のリビングは全体が土間なんですね~!

玄関からリビング・キッチンまで土足で使うんです。

フローリングとはまた違っていい感じです♪

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2010年7月14日 (水)

「U house」引渡し

U_house 月曜日に役所の完了検査も無事に終わり、

三者検査のチェック事項も工事完了して、今日は「U house」の引渡しでした。

夕方には建て主と一緒に司法書士事務所に伺い、

登記の打ち合わせをしてきました。

引渡しでは、取り扱い説明書(家の場合はたくさんあります)や鍵の受け渡しが行なわれ、

この瞬間から「現場」は「住まい」に変わりました。

既存建物の解体から始まり工期はちょうど5ヶ月。

設計の話が出てから2年と4ヶ月でした。

毎回思いますが、何となく娘を嫁に出した気分ですなぁ・・・!

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2010年7月 7日 (水)

三者検査

U_house 今日は朝から「U house」の検査でした。

建て主・建設会社・私の三者での最終チェック。

気になる所や不具合箇所がないか家全体を確認。

塗装の補修や照明器具の高さ調節などいくつか出ました。

検査後には、既存車庫に詰め込んであった荷物の片付け。

建設会社の方々と私もお手伝いして、皆でいい汗をかきました(^^’

今日は同居のお母さんも荷物の片付けでやって来ました。

82歳とは思えないキビキビとした動き!

こちらが逆にパワーを頂きたいくらいでした。

この後チェックした箇所の直し工事が入り、

来週はいよいよ引渡しとなります。

久々の力仕事でクタクタですが、

今夜はうまいビールが飲めそうです♪

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2010年7月 1日 (木)

ラムネのビー玉(その2)

U_house 前回に続き、昨日は「U house」ビー玉入れ最終章。

ハルカくん、今度はソトの仕事を頑張りました。

最後にはポーチの隅に足型も。

片足のはずが勢い余って両足になっちゃいました(^^’

ずっと残るいい記憶です。

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2010年6月28日 (月)

U house

U_house0628 いよいよ工事も終盤になってきました。

今日の現場は、電気・水道・建具・家具・ガラスと大勢の職方で大賑わい。

足場が外れた外観は今までと違って見えます。

水曜日はビー玉入れ第2弾(屋外)の予定。

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2010年6月 7日 (月)

納車完了!

Beetle_2ついにBeetle が納車されました~♪

これで文字通りの「Beetle House」になったわけです!

1970年式、CB Performanceアップデートキット組み込み、

デロルト40mmツインキャブ、スリップイン87mmピストン&シリンダ等等

でボアアップした1641cc.!

しかも、エンジンすべてOさん自ら組み上げたもの!

私にはよくわかりませんが、とにかくかなりマニアックなBeetleです♪

実物をご覧になりたい方は、是非OPEN HOUSEにお越し下さい。

日時-6/20() 10:00~16:00

詳細については事務所HPをご覧の上メールでお問い合わせ下さい。

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