2019年9月30日 (月)

リノベという選択肢

誰もが憧れる新築一戸建て。

住まいに限らず自分のお店を持ちたいという方もいらっしゃると思います。

しかし、当たり前ですが、そこには敷地が必要だったり新築に必要な資金が絡んできます。

なかなかそこまでの予算はかけられないという方も多いと思います。

そこで少し目線を変えてみるとすぐ浮かんでくるのがリノベーションです。

今回はそんなお話を少々。

さて、リノベーションのメリットは??

例えば、親が所有している土地建物だとしたら。。。

まず土地と建物が既にありますから、その分の予算が省かれます。

これは大きいですね。

建物の経年劣化が少ないと仮定すれば、

必要なところにだけ予算をつぎ込めるのがリノベの最大のメリット。

劣化した部分の修理と新たに変えたい部分の費用だけ。

Kagohara0
籠原の家

Sumire0
 Sumire house

屋根や外壁やサッシまで修理・・・となると外部だけでも挙げたらキリがありません。

新築なら屋根や外壁やサッシを取り付ける必要がありますが、

リノベでは、それらは既に備わっていますから

傷みがなければ余計にコストを増やす必要がありません。

自分の予算に見合ったところまで工事をするという考え方。

例えば、その建物の古き良き姿を残しつつ新しい内装を取り入れるとか。

原型を残すことでその建物を住み継ぐことができます。

それが両親の建物だとしたらその記憶がしっかりと残るわけです。

Sumire5
Sumire houseでは奥の和室はそのままの姿で残しています

Sumire3
既存野地板や丸太を見せた天井と新設したトップライト


新築のように見せるなんてことはしません。

住み継ぐということはそこにその建物があったことを未来に繋いでいくのです。

天井裏から出てきた無垢の丸太には当時の棟梁が書いた文字や手仕事の跡が見えてきます。

壁を撤去して残った柱には壁があったことを記す跡があります。

これらはすべてこの家の証なのです。

それを楽しみながら住み継ぐ。

リノベという選択肢。

なんだかワクワクしませんか!


Kagohara1
既存丸太を見せた籠原の家のダイニングキッチン

Kagohara3
土間の柱には壁の欠き込み跡が残されています


| | コメント (0)

2019年5月23日 (木)

平屋という選択肢

Beathouse

平屋の住まい。

憧れている方も多いのではないでしょうか。


ちょっと贅沢な住まいですが、その分メリットも多いんです。

写真はBEAT HOUSE。

テラスでくつろぐご夫婦。

そこはウチとソトが連続する空間。深い軒の屋外テラスと屋内リビングが大きな窓で繋がっています。



また、平屋独特のフラットなプランは身体に優しく、家族の気配も身近に感じることができます。

お子さんが巣立って、ご夫婦二人きりというケースにも最適です。

上階がないので、屋根形状そのままのデザインが豊かな室内空間として実現します。

平屋は構造的にも制約が少ないので広い空間や大きな窓がつくりやすいのです。



せっかくの家づくり。

平屋という選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょう!




| | コメント (0)

2015年4月23日 (木)

敷地を読み取ること

家を建てる環境はその地域によって様々です。

例えば、私の住む群馬県。

冬場は上州名物の「からっ風」が吹き荒れます。

西風や北風で外の洗濯物は物干しごと倒れていたり、

場所によっては砂や埃だらけになったり。

B2

上の写真は群馬県板倉町の「N HOUSE」。

西側には2階の高さまでの壁を設け西風を遮断し

その内側にバスコートや2階テラスがあります。


Soto

こちらは群馬県館林市の「K HOUSE」。

西側には大きな窓を設けず、

3階の物干し場は壁の後ろ側に設けることで

西風から洗濯物を守り、

尚且つ道路から見えないようにしています。

玄関の向きや窓の配置なども風向きを

考慮した配置にすることが重要です。

それは冬場に限らず

一年を通して心地よい風を感じることに繋がります。

その土地に合った建物を考えることも大切な仕事です。

そんな些細なことの集合体が家なのです。

また、周囲の隣家の状況なども家を考える上で重要ですね。


どの家も違った環境の敷地に建つ訳ですから

それを読み取って、そこに合った家をつくることが一番大切であり

それを考えることが住宅設計をする醍醐味でもあります。

| | コメント (0)

2015年3月26日 (木)

木造住宅の特性を楽しむ!

屋根を支える室内の梁をそのまま見せるデザイン。

これには幾つかのメリットがあります。

「家を形成する構造材が眺められること」

「構造材が見えることで安心感が得られること」

「木の温もりを感じられること」

「天井材を張らないことでのコストの削減」 などなど。

実はその他にも家を楽しむメリットがあります。

そこで過ごす時間の経過と共に家自体の変化を楽しめるのです。

それは、内装や外装の木部が経年変化で徐々にいい色艶に変化していくこと。

自然素材である「木」は、時間の経過と共に色艶が変化し落ち着いた味が出てきます。

例えば、床に観葉植物の植えられた鉢を置いたとします。

数週間後にその鉢を退かしてみるとそこだけ床板の色が違っています。

それを退かしたままにしておくと、また周囲の色と同じになります。

直射日光が当たらない場所でも自然と変化していくのです。

Mat10

上の写真は、先日伺った群馬県太田市のmat houseです。

竣工から4年が経過しています。(赤ちゃんだったお子さんも既に4歳です)

屋根を支える梁や壁や床の合板など。

もっと白かった木部ですが、いい色艶に変化してきました。

お子さんが日々成長するように、家自体も自然と日々変化しているのです。

そんなふうに少し目線を変えて見ると、「木」の持つ特性を楽しむこともできるんです。

| | コメント (0)

2010年4月17日 (土)

Wで検査

U_house 午前中は館林市「U house」の現場で中間検査。構造的には筋交いや金物が取り付いて完了。外部は壁下地の構造用合板とタイベック が張られサッシ枠も取り付いてきました。内部はご覧のように早くも勾配天井が出来上がりです。今日は電気屋さんが配線工事。ほとんどの梁が見えるので配線も通常のようにはいきません。気を遣いながらの工事です。

A_house 午後からは邑楽町「A house」 の現場で配筋検査。基礎の配筋状況が図面通りになっているかの検査です。問題もなく1時間程で無事に検査終了。この後は型枠を取り付けて生コンの打設と続きます。目の前の桜並木も満開を過ぎて、だんだん若葉色に染まってきています。

|

2010年3月31日 (水)

U house 上棟

今日は朝から建て方。現場は事務所からほんの数分なので、午前中自転車でブラブラと行きました♪どのくらい進んだかなぁ?!という期待感を胸に。現場には、解体されて姿を消した住まいと入れ替わりに、新たな軸組みが建ち上がっていました。柱が建ちその上に梁が組まれている最中で、小屋柱なども順番に組まれていきました。まだこの段階では、通行人にも平屋なのか2階建てなのかわからない状態。午前の部はここまでで一旦事務所に戻りました。午後3時過ぎに現場に行くと、さっきまでの姿とは一変して、片流れの大屋根を支える8寸の登り梁が規則的に組み込まれ、屋根形状の三角形が出現していました。暗くなる寸前には上棟式が始まり、建て主のUさんから大工さんへ労いの言葉が送られました。いや~、皆が待ちに待ったこの瞬間。本当によかったー♪♪

U_house_1 U_house_2_2  

Uさん、本日はおめでとうございます!

|

2010年3月 4日 (木)

配筋検査

U_house 館林市「 U house 」の基礎工事の様子。先日、瑕疵保険の関係でJIOの配筋検査が行なわれました。地盤に段差があるため、基礎も半分から下がっています。全体コストを考え盛土をせずに、家の中に階段を設けました。お母さんの場所へはフラットに行けるようにして、息子世帯へは階段を上がります。これまでのほとんどが2階建てなので、平屋の基礎はデカイですねぇ!

|

2010年2月24日 (水)

U house 地鎮祭

U_house 今日は、朝から春のような陽気で気分も爽快。春はもうすぐそこまで来ていますね♪そんな陽気の中で U house の地鎮祭が厳かに執り行われました。私の事務所からほど近い場所に建つこの家は、延床32坪程の木造平屋建て、夫婦+子供一人+おばあちゃんの住まいです。この家のクライアントは、私と小・中・高校を共にした大親友。以前の住まいは私の父親がリフォームしたもので、子供の頃にもよく遊んだ家でした(実は今日は偶然にもその亡き父親の誕生日なんですね)!その家も解体してなくなり、新たな形に生まれ変わります。以前の家の記憶をとどめるために、そこで使われていた幾つかのものがこの家に組み込まれる予定です。

また追ってここで工事の様子をお知らせしたいと思います。

Uさん、おめでとうございます!

|

2010年2月20日 (土)

引渡し

高崎市の I house が先週引渡しされました。クライアントとの最初の出会い、設計中の打ち合わせのこと、そして上棟の感激、熱心な職人さんの表情・・・などなど様々な光景が思い出されます。完成した家には、まだ活気はありません。内装も白い無表情な空間です。しかし、不思議なことに人が住み始めた瞬間から生き生きとしてくるんですね!空間も同じ。無表情な空間は、家具や雑貨・観葉植物・アートなどの様々な色気が混じり、ようやく初めて一つの生きた空間になります。温度もそうです。人が住むことで体温や熱気により温かい場所になります。この日は、二人のお嬢様からはお手紙を渡されました。そこには「すてきな家を考えてくれてありがとうございました」とありました。そして、私の似顔絵も(^^)この瞬間が最高の至福のとき!

この時にいつも思います。息子しかいない私が、娘を嫁に出す気分?になるんです。これからは、ご家族みんなでこの家と共に楽しんでほしいと・・・!

I_house I_house_t1 I_house_t2

|

2010年2月10日 (水)

引渡し直前

今週末に引渡しが行なわれる I house の現在の様子です。土間に薪ストーブがドカッと据えられました。クリーニングが入り養生されていた床板もいよいよお披露目の時が来ました。パイン材の節目がきれいです。中庭に植えられた記念樹のモクレンが静かに引渡しを待っているように見えました。

I_house_maki I_house0209 I_house_mokur

|

より以前の記事一覧